享保８年創業、日光東照宮の「宮前だんご」が新規オープンしました

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こんにちは、やっちゃんです。

今回は、日光市にある焼きだんごの老舗「宮前だんご」が、コロナ禍もあり昨年5月頃から休業していました。

1年間の時を経て、場所も変わって装い新たに、2021年5月25日（火）に新規オープンしました。

ファンの１人として新規オープンを知り、開店日に立ち寄らせていただきましたので、店内の様子などをご紹介したいと思います。

「日光・宮前だんご」の歴史

冒頭にも記載しましたとおり、享保8年（1723年）に創業し、日光東照宮の敷地内で営業されていました。

平成17年に「日光東照宮」が世界遺産に登録されたことがきっかけで、火を使うお店は、東照宮敷地内での営業ができなくなってしまい、日光市内の郷土資料センター（観光協会）の近くへ移転して営業を続けられました。

昨年のコロナ禍の影響もあり、昨年4月に閉店しました。

現在のオーナーは11代目だそうで、300年もの歴史のある老舗を、自分の代で途切らせたくないとの強い思いから、旧日光市役所日光総合支所の隣りにお店を新築することを決意し、今日を迎えました。

裏話になりますが、宮前だんごは歴代奥さまが営み、ご主人は外で働くのがしきたりだったそうです。

現在も奥さまとお婆さまが中心に切り盛りをされていますが、ご主人が昨年、定年退職されたため、ご主人は現在修行中とのことです。

ご家族3名で仲良く切り盛りされている姿を拝見して、大変羨ましく感じました。

お店の入口には、数多くの企業さまから届けられた彩り鮮やかな花々が飾られており、新規オープンを祝っていました。

手前と奥にはタイプの違ったテーブル席、真ん中には小上がりのたたみ席もあります。

入口から奥の庭園まで開け放されていて、コロナ禍でも安心できますし、春の心地よい風を感じながら、旅の疲れを癒すことができます。

店内にも、オーナーの友人などから贈られた花と、代々受け継がれた「おだんごの四諦の理」が飾られていました。

お店の奥にはとても素敵な和風庭園があり、おだんごや甘味を味わうお店とベストマッチしています。

ちなみに、こちらの庭園のテーマ（名前）は、「紅葉谷」だそうです。

２階に上がるとまず目に入るのが１階と繋がった大きな吹き抜けと奥にはゆったり寛げるソファー、１階とはまったく違った異空間になっています。

テラス席も用意されていて、日光の爽やかな風を感じながら落ち着いた時間をお過ごしいただけます。

何と言っても一番のオススメは「宮前だんご」ですが、その他にも「日光名産のゆば田楽」や「こんにゃく田楽」「ぜんざい」「みつまめ」「ところてん」を味わえます。

また、お飲み物も豊富で、「煎茶」「抹茶」「珈琲」「カフェオレ」「オレンジジュース」、大人向けには「甘酒」「缶ビール」「ワンカップ」など幅広く用意されています。

まずは、一番オススメの「おだんごセット」をいただきました。

セットのお飲み物は、「抹茶」か「珈琲」からお選びいただけますが、今回は「珈琲」にしました。

「宮前だんご」は、地元産のお米から手作りされており、お味噌の上から黒砂糖をまぶしたおだんごとお醤油を付けた２種類のおだんごを味わえます。

黒砂糖が少し焦げて香ばしくなった感じと味わい深いお味噌が絶妙にマッチして大変美味しく、お醤油味はあっさりしていて、この２本を同時にいただくのがオススメだと思いました。

また、「珈琲」は宇都宮で焙煎しているブラジルコーヒーだそうで、コクと香りが強く、とても美味しい珈琲でした。

次回、伺った時は、抹茶も味わってみたいなと思います。

おだんご以外のメニューも紹介したいと思います。

「日光名産のゆばを使ったゆば田楽」と「こんにゃく田楽」は、上にかかっている秘伝のお味噌が味わい深くてとても美味しかったです。

「みつまめ」は、寒天の歯ごたえと食感が良く、豆と餡子がとても美味しかったです。

また、「ところてん」もみつまめ同様、寒天の歯ごたえと食感が良くて癖になりそうな味でした。

「ぜんざい」も食べてみたかったのですが、新規オープン初日で準備が整っていなかったため、残念ながら味わうことができませんでした。

所在地	栃木県日光市中鉢石町９３４ー１
営業日	基本的には月・火曜日、金・土・日曜日
営業時間	11:00～16:30
定休日	基本的には水曜日、木曜日
駐車場	駐車場はありませんので、お近くの駐車場をご利用ください